メンテナンス講座 TD-IGNIS2004C O.H編


準備するもの
F-0 パーツクリーナー(オイル、グリスなどの汚れ落し)
AIR DUSTER(ベアリングの乾燥や細かい汚れ飛ばし)
IOS-01(ベアリング専用オイル 粘度普通)
IOS-02(ベアリング専用オイル 粘度高め)
IOS-GREASE
PRO(ギヤetcに使用する高粘度グリス)
KTF-GREASE(低粘度グリス )
筆(グリス専用)
キッチンペーパー(汚れふき、油吸い)
綿棒(細かい部分の汚れふき)
スパナ10mm(ローターナット回し)
ピンセット、ドライバー(-)(+)
ハンドルノブはずし
超音波洗浄機(ベアリング、パーツ洗浄)
コップ(洗浄液入れ)
トレイ(パーツ置き)



『1』
TD-IGNIS2004C
『30』
次にグリスを塗ったピニオンを挿入する。
『2』
ドラグノブを反時計回りに
回し外す。
『31』
IOS-02を挿したピニオンベアリングを入れる。
『3』
スプールを外すと、こんな感じ
『32』
次にワンウェイクラッチを取り付ける。
注)
凹の位置を矢印に合わせる

※ワンウェイクラッチは要洗浄!オイルや
グリスが周るとトラブルの原因に・・・
『4』
メインシャフトの部品を外す。
まずOリングを爪楊枝で持ち上げる
様にして外す。
※画像にマウスポインターを置くとZOOMします。
『33』
クラッチリングを入れる。
注)上下の方向有り。
『5』
次にベアリングを外す。
『34』
クラッチリングカラーを入れワンウェイクラッチ
プレートを取り付ける。
注)矢印のストッパーレバーを入れ忘れ注意!!!。
『6』
ベアリングを外すとピンが見えるので抜き取る。
『35』
ベアリングプレート
『7』
メインシャフトの部品を外して、並べた写真。
『36』
ピニオンカラー、ベアリングにIOS-02を挿し取り付け。
『8』
ローターナット横のネジを(+)ドライバーで外す。
『37』
ドライブギヤー取り付け。
※ここでは、 IOS-GREASE PRO使用。
『9』
ローターナットを10mmのスパナで
反時計回しに緩める。
注)少しガタがあるのでナメない様に注意!
『38』
注)ドライブギヤー取り付け後、ピンセット先の部分を回しメインシャフトやドライブギヤー
がきちんと噛み合い正常に動くか確認する。
『10』
ローターを外し部品を並べた写真。
『39』
ベアリングリテイナーを付け、ネジ×3を均等に締める。
『11』
次にハンドルキャップを外し、中のネジを回してハンドルを抜き取る。
『40』
サイドカバーのベアリングにIOS-02を挿す。
『12』
リアカバーを外す。
『41』
ボディーカバーのネジ×3を等に締める。
注)手前右のネジは一本だけ短いぞ!
『13』
3本のネジを緩め、ベアリングリテイナーを外す。
※画像ポイント
『42』
リアカバーを取り付け。
『14』
イドカバーのネジ×3を外す。
※一本だけ短いネジが有るので注意!
『43』
ハンドルカラーを入れ、反対側からハンドルを
挿しネジを取り付ける。
『15』
サイドカバーを外すとドライブギヤが
見えて来ます。
『44』
ハンドルキャップを外す。
『16』
次にピニオオンベアリングを外す。
『45』
すべて洗浄し、ベアリングにはIOS-01を挿し組み立てる。
『17』
外した部品は順に並べて置きます。
注)これらのパーツの中には上下左右の向きが決まっている物もある
ので要注意!!!
『46』
次は、ラインローラー部の清掃。まずネジを
(-)ドライバーで外す。
『18』
メインシャフトを抜き取る。
『47』
分解するとこの様なパーツで構成されている。
『19』
次にウォームシャフトカラーリテイナーを外すとウォームシャフトカラーが抜ける。
『48』
すべて洗浄し、ベアリングにはIOS-01を挿す。
『20』
オシレーティングポストを抜く。
『49』
ラインローラー周辺には低粘度グリス(KTF)を塗り組み立てる。
『21』
次にウォームシャフトを外す。奥には
ウォームシャフトベアリングが有ります。
『50』
ローターを取り付け、ナットを締める。
次にローターナットスクリューを付ける。
『22』
すべて分解し並べた写真。
意外とパーツは少ない・・・。
『51』
次にスプールメタルにグリスを塗り取り付ける。
※画像ポイント
『23』
外した部品はすべて、パーツクリーナー
を入れた超音波洗浄機でピカピカ!

『52』
ベアリングにはIOS-01を挿し順番に組み立てる。
『24』
ボディー内部もパーツクリーナーを吹き洗浄。見違えるほど綺麗に!
仕上げにドライブベアリングに両側から1滴リールオイルを垂らす。
※負荷の掛かるベアリングには
IOS-02の様な粘度の高いタイプ
がおすすめ

『53』
次は、ドラグの清掃。
まずドラグリングを外す。
『25』
ウォームシャフトベアリングにIOS-02を挿し取り付ける。

『54』
外した順にならべて、洗浄&グリスアップ。

※画像ポイント
このワッシャーには凸があるので取り付け位置に注意!!!
『26』
次にグリスを塗ったウォームシャフト、カラーを取り付ける。
※ここでは、 IOS-GREASE PROの様な低粘度のグリスがおすすめ!!
※画像ポイント
『55』
スプール裏のスプールメタルが当たる部分の古いグリスを拭き取り、低粘度グリス(KTF)を塗る。
※画像ポイント
中心部のベアリングも清掃しIOS-01を挿す。
『27』
グリスを塗ったオシレーティングポストを取り付けた後、ウォームシャフトカラー
リテイナーをハメル。
注)カラーの溝に入れる!!!
『56』
最後に、メインシャフトとラインローラー部にIOS-01を一滴挿してスプールを取り付けれ
ば完成!!

最後にゆっくりハンドル、ラインローラーを回転させ異常がなければOK!
『28』
矢印の部品の向きに注意!!!
ウォームシャフトの溝と並行に

※要グリスアップ
『57』
最後にボディー全体をパーツクリーナーを吹い
たキッチンペーパーで拭いて終了!
『29』
メインシャフトを取り付ける。
          完成
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注)個人的趣味で始めた自己流のオーバーホールなので、これに関する不具合や故障は責任を負いかねます。
   これを見て実践される方は自己責任のもと宜しくお願いします。




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