釣行日 | 月齢潮汐 | 天候 | 風向き | 水温 | 釣行時間 | サイズ | 釣果 |
2011.7.12 | 若→中1 | 晴れ | 無風→南風/後強 | 23.5~26.0℃ | 8:00~16:00 | 40.0~49.0cm | 9本(700~1,400g) BEST5本=5,950g |
”BASS☆BASS”CUP2011 in本栖湖開催!!! |
2011年7月12日、第一回”BASS☆BASS”CUP2011が山梨県富士五湖の1つ【本栖湖】で開催された!(菅原正志風にお読み下さい。) ここ本栖湖は富士五湖の中では三番目の大きさであるが抜群の透明度を誇り、最大水深も120メートルを越える、超クリアーハイランドレイクである! 代表的なPOINTはやはり溶岩帯でアフタースポーン→アーリサマーへの移行のこの時期、外せないスポットだけに選手が集中することは必至・・・(一人トーナメントですが・・・) 事前情報ではアフター70%、回復30%と言う状況の中、如何にいち早く回復しウェイトの戻ったbassのパターンを掴み、ドコまでウェイトを伸ばせるかがKeyになるでしょう!!! 優勝ウェイトは5,500~6,000kgとの噂もあり、ハイウェイトの試合が期待される!!! 熱き男たちの戦いが今、ここに始まろうとしている。 今回注目したのは、地元山梨のBASS☆BASS選手!第二のホームグラウンドと位置付ける、ここ本栖湖開催と言う事で精力的にプラクティスをこなし、かなりストロングな②パターンを用意していると言う事!!! 前記の予想優勝ウェイトも実はBASS☆BASS選手から発せられたものである。。。 今回はこの選手に密着して全貌をお届けして行こうと思います。 AM8:00スタート 一番フライトでのスタート(当然一人ですから・・・)となったBASS☆BASS選手!どのエリアへ入るか、未だ決め兼ねているらしい。。。 『ピーカンベタ凪は厳しいよ~ これじゃ~何処へ入っても喰わないよ・・・』 と弱気な発言。 バウを向けたのは溶岩帯!理由を聞いてみると『一番近いから!』の返答。 一瞬”ニヤリ”と口元が緩んだ表情を取材班は見逃さなかった!サングラスで見えないが、その奥の目は自信と闘士でみなぎっている様子! まず手にしたのはスイッシャー型トップウォーター! 『コレ!練習じゃ~一度も使ってないんだよね~』(ヤマPはみんな使ってるから、そろそろプレッシャー掛る頃。自分のも含み・・・) 敢えて賭けに出て選択したこのルアーのポテンシャルは如何に・・・。 『飛距離とペラの回転は↑、クリック音は大きめ!後はヤマPとは、また違ったbassを呼ぶ力が有るかどうかだけどね~』 |
ピーカンベタ凪はツライ・・・ しかも蒸し暑く、自然と汗が滲んで来ます。。。 こんな状況で釣れるのか??? |
幾らなんでも、この状況でTOPはつらいよ・・・ スピニングに持ち替えミドストで流して見るがノーバイトが続く・・・。 次に手にしたのは、自身のHPでも実績を証明している㊙リグ(2008.4.3西湖で自己最高トータルウェイト5本=8,900gの立役者となった)を投入! 『実はタックル準備中に、とっさに閃いたんだよね~』 『この強烈なウォブルロールが効くんだよね~』と取材班にその動きを見せてくれた。。。 ロングキャストし、一旦ボトムまでフォール!軽くリフトさせデッドスローリトリーブする。 その直後!リーリングしている手が一瞬止まり、仰け反る様なフッキング!!!来たーーーー!!!! 『ん!? なんか変な引きだぞ??? もしかして魚違うかも???』 グイグイとボトム目掛けて突っ込む強い引き!エレキで沖へ誘導しながら慎重にファイトする!!未だ見せないその姿だが、その引きから想像するにbassなら、かなりイイサイズに違いない!!!暫くすると、かなり深い所で反転する魚体が一瞬見えた! デカイ!!!しかも太い!!! ヨンゴークラスのbassに間違いない!ポンピングで慎重にbassを浮かしに掛るBASS☆BASS選手!次の瞬間、一気に浮上しJUMP!!!ロッドを水中に突っ込み耐える。bassの動きに合わせロッドを回し、ランディングの体制に入る! 『ヤバイ!バレそう!?フック一本掛りだよ~』 慌ててネットを手にし、半ば強引にランディングしようとした瞬間、水面でヘッドシェイク!!! ポロッ・・・ 寸前の所でフックアウト・・・ 『あ~っ ヤッチャッタ・・・』 ただでさえ厳しい状況の中、貴重な魚を逃し天を仰ぐ。。。 黙々と同リグをキャストし続けるが、それっきりノーバイトが続く・・・。 そんな時、待望の南西風が吹き始めた! 『微風だが無いよりはマシ! こう言う、チョットした変化で魚は動く!!』 ロッドをプロップに持ち替え、次々とキャストを繰り返して行く!すると今までの沈黙が嘘のように、頻繁にチェイスしだす!! 『ね!言ったでしょ!!』 その数投後 出たーーー!!! 静かに水中へ引き込まれるルアー!一呼吸置いてフッキング!!!乗ったーーー!!! ファーストフィッシュは41cm/700gのアフター。 |
状況変化を察知し上手くアジャスト! これも釣れるじゃん!! |
ファーストフィッシュはドアフターの41cm/700g(AM8:54) |
一本捕って、少し気が楽になったぞ~ 更に追加を狙ってプロップで攻めて行く!しかし渋いのには変わりなく、チェイスこそ増えたがバイトまでは・・・。 風は微風が吹いたり止んだりで、bassのスイッチはイマイチ入りきらない様です。 暫くは我慢の釣りで、プロップ→ミドスト→㊙リグ→バクラトで流して行くのだが・・・。 AM10:00近くになると、弱いながらも断続的に吹いて来た!『チャンスだ!』 再びプロップに持ち替え、らしきスポットを直撃する!水面に引き波を立てながら、クリック音を響かせ直進するルアーに激しく襲いかかる!!! 待ってましたーーー!!! 久し振りのバイトにも慌てず、フッキング!『おお~っ スゲー引く~』ロッドを高く上げ溶岩に潜られない様bassの動きをコントロールしながらFightを楽しむ!上がって来たのはキッカーフィッシュ46.5cm/1,250g捕ったぞーーー!!! |
コレコレ!待ってました! ナイスキッカーGET!!! |
コレもアフターだね!46.5cm/1,250(AM10:00) |
スタートから二時間経過!一時間に一本ペースでキャッチ出来てるので、まあまあペースかな!? |
プラ通りの展開で、順調にキャッチ! |
三本目は43cm/900g(AM10:30) |
ここまで溶岩帯を流して来て、正直『この風で良く出たな~』って感じです。約半分攻めたが、魚のコンディションを見る限り、すべてアフターなので狙いの魚じゃ~ナイ・・・。『このまま流して行けば、何本か捕れそうだが、今は時合じゃナイ・・・』 思い切ってエリア変更!一気に対岸へ渡る。 ここでは、いち早く回復したディープのベイト付きのbassを探して行く!プラの段階では、まだチョット時期が早いかな!?って感じで釣れてくるのはマスばかりだったが、あれから一週間経過しているので、ひょっとするかも???今回は秘策を引っ提げ、本番投入!!! コンな画象が写し出されたら要チェック↓↓↓↓↓↓↓↓ |
5~10メートルラインにベイトらしき群れが映し出される |
秋に西湖で良く使う、ディープダイビングシャッドを試して見る!ボートの後方へフルキャストし,ドラッキング開始! |
やっぱり、この人でした・・・ |
コレを使い続けたら”マス”の入れ食いになりそうなので、ディープクランクに持ち替え同じラインを流して行く!!! すると、ひと流し目からバイト!『マスの活性が異常に高いのね~』 またマスGET!! 今度は反対方向からドラッキング!『ダメだ~ マスの嵐だよ・・・』 |
こんなデカイクランクにも平気で食って来ます! コレはコレで面白いが、そんな事してる場合じゃないぞ! |
ま~あ、コンな事態はプラの段階で想定していたが、一応試してみただけで深追いはせず次のパターンへ移る! このパターンがハマるかドウかで、グゥとウェイトが違ってくる!ずばり!アリーサマーへ移行し完全回復した個体をシェードで捕るパターン!!先週のプラでは見事なプロポーションのbassを二本GETしているキッカーパターン!!! シェード部分をプロップで丁寧に通して行くと、イキナリチェイスだ!!!『喰えッ 喰っちゃえ!』 しかしUターン・・・ もう一度同じコースを通すと、またチェイス!今度はルアーを良く観察して見切った・・・。 ならばルアーチェンジ!『プラで使っていたのはヤマP』 コレならどうだ!! しかし、チェイスも無くなっちゃったんですけど・・・ 『bassもチャンと学習するんですね~ 先週釣ったヤツかな???』 と言う事で、キッカーパターン終了・・・『やばいぞ・・・』 今度はミドストに持ち替え、同じストレッチを流して行く!いいテンポでシェイクしていると、スーとラインが張り出す!バイトだ! すかさず糸ふけを取りスイープにフッキングを決める!!乗ったーーー!!! 上がって来たのは41cm/700g 『あと一本!!!』 リミット達成まで、あと一本!!!なんと次のキャストで奇跡の連続バイト!!! 『おおーーー!!絶対捕るぞーーー!!!』 リミット達成となる5本目は43cm/860g ついに5リミット達成 TOTALウェイト=4,410g |
う~ん これもアフターだよ! |
四本目 41cm/700g(PM12:30) |
連続キャッチでリミット達成!!! |
ついに揃ったぞ!!! 43cm/860g(PM12:35) |
まあまあ苦戦しながらも、700+1,250+900+700+860gキャッチ! ココからは、入替えに専念し出来ればスーパーキッカーが欲しい所!! しかし 無情にもバイトが途絶えた・・・ 焦りの色が見え掛けたかに思えたBASS☆BASS選手!不敵な笑みを浮かべ大移動を宣言!!なんでも先週のプラで入れ食い劇場を演じたスポットを温存してるらしい!!! エレキ全開で移動するBASS☆BASS選手を追い掛け、取材班も追従! しかしその先で見た光景とは!? 狙っていたストレッチには、約50艇以上の先行者の姿が・・・ なんとカヌーschoolで、大はしゃぎの小学生で溢れ返り壊滅状態・・・ 『まさかコンな事になろうとは・・・』 本命スポットだっただけにショックが隠しきれない様子・・・ 更に大移動!辿り着いたのは、巨大レイダウン! この頃になると風が強さを増し、ステイするのがやっとの状態。 『チャンスだ!神はまだ見捨てては居なかった!!』 まずはプロップで反応を伺う! ノーチェイス。 ミドストに持ち替え、狙いのコースドンピシャにキャストが決まる!糸フケを取り、スイミング開始しようとした時、違和感を感じ巻き合わせ&スイープフッキング!!! フォールで喰ってたーーー!!! フッキングが決まった瞬間から、強烈な引きでラインを引き吊り出す!!! 『なんと言う引きだ~』 どの位走られたか解らない位、走られた。。。 今度はこっちに向かって突っ走って来る!そこには巨大レイダウン!!殆ど何も出来ないまま”ズリッ”とラインを擦られる・・・。 『やっべ~ でも抜けたぞ!』 後は沖へ誘導してゆっくりランディングすれば大丈夫!でも無理は出来ない・・・ じっくり弱らしてランディング成功!!! 捕ったぞーーー!!!キロオーバー!!! 上がって来たのは44cm/1,100gGET!!! 一本目の700gと入れ替え⇒400gUPで TOTALウェイト=4,810g |
フォーリングバイトを見事取りGET! |
起死回生の44cm/1,100g(PM14:10) |
残り時間は後二時間!最低でも四本目の700gは入れ替えたい所。。。 ミドストで流しながら溶岩帯へ向かう!このストレッチも、プラ(二週前)にアフターを連発した場所でもある! すると思惑通り来たーーー!!!40cm/900gGET!『ラッキー四本目の700gと入れ替え成功!!!』 200gアップでTOTALウェイト=5,010g |
入れ替え成功!!! ついに5キロ越え! |
本日 七本目40cm/900g(PM14:35) |
そろそろ溶岩へ切り替わろうかと言う場所で、放ったミドストに違和感を感じフッキング!次の瞬間、ギューーーンと一気に沖へ走ったと思ったら、今度は↓へグイグイと突っ込む力強い引き!! |
最高のファイトを披露してくれたGood Bass! |
五本目の860gと入れ替え⇒440gUP 47cm/1,300g(PM15::00) |
さ~てTOTALウェイトもこの一本で、グーーーンとUP!!! |
残り時間は一時間!最後の最後まで諦めないのが信条のBASS☆BASS選手!!!風も更に強さを増し、ビュービュー、沖は白波が立ち危険な状態・・・。 半風裏で、丁度いい風当たりで流れが巻くスポットへ入る!そこで手にしたのは、プロップ!!! 『こんな状況でも抜群の集魚力を見せ、瀕死のベイトフィッシュを演出する信頼のルアー』 と語るBASS☆BASS選手! 一投目!波で良く確認出来なかったが、黒い影が後ろに見えた様な!? 二投目!!先ほどと同じコースをトレースすると、激しい水しぶきと共に水面が割れた!!!! 出たーーー!!! モンドリアンヘッドバイティング ルアーに襲いかかったその姿は、まさにBIG bassその物!!!『50は有るぞ!!!』 そんな時、頭の中にあの曲が流れて来た♪♪♪ ♪♪♪アクション!!!♪♪♪(釣りビジョン”BIG BEIT”菊さんのテーマ曲) まさに最後を締めくくるに相応しい、ビックフィッシュに我々取材班にも緊張が走る! 『何が何でも絶対捕る!』そう自分に言い聞かせファイト繰り広げるBASS☆BASS選手。 何度かのJUMPも危なげ無く交わし、最後は観念して浮いて来た所をキャッチ!!! ドラマ魚登場!!!ゴーマルは有りそうな見事な魚体に手が震える!!! スーパーキッカー捕ったぞーーー!!!! 興奮冷めやらぬまま、早速計測してみると50cmには僅かに届かず・・・ 49cm/1400gのナイスフィッシュ! |
最後の最後にまさかのドラマ魚出現! ♪♪♪アクション♪♪♪がこだまする・・・ |
七本目の900gと入れ替え⇒500gのUP!!! 49cm/1400g(PM15:15) |
今現在、ライブウェルに収まっている魚は5本! 900+1,100+1,250+1,300+1,400g ☆TOTALウェイト=5,950g達成!!!☆ このウェイトは自身が言っていた、優勝MAXウェイトに匹敵するものである! |
帰着遅れを避けるため、30分を残して会場へ戻る。 行く手を阻むかの様な大波がバウデッキを何度も越える。 |
急遽導入したビルジポンプが大活躍!!! 本栖湖では必須アイテムになりそう。 |
今回の大会”BASS☆BASS”CUP2011(一人ですが・・・) アフター~アーリーサマーパターンを完全に掴み、 本栖湖完全攻略出来たかな~と思うぐらい完璧な釣りが展開出来たと思います! ☆☆☆欲を言えば、あと一本!900gと入れ替えれる、 キロオーバーが欲しかったかな☆☆☆ |